介護職への転職活動を行う人も多くみられます。なかには、いい求人が見つからないと職探しが長引く人もいるようです。介護業界はタイミングを上手につかむことで、好待遇の条件で入職が可能となります。
介護業界では、4月の年度替わりにあたる時期と賞与が支給された後の8月、1月頃の入職を目指した転職が比較的成功しやすいといわれています。とくに、4月の年度替わりの時期は、家族の都合などで離職する人も多い時期です。
また事業改編などで人員増強を検討する事業所も見られます。また賞与支給後に離職する人も一定数見られます。その人員補充のために求人が出される点にも着目しましょう。
一方で、転職のタイミングとしてふさわしくない時期もあります。4月に人員を補充した後のしばらくは人手が足りていることから求人が少なくなります。また、12月〜1月は人の動きも少ないため、求人も落ち着く時期だといえるでしょう。2月以降、4月入職のための求人が増えてくるので、そのタイミングで転職を検討すると成功しやすいでしょう。
ここで気を付けたいのが、離職のタイミングも併せて考えることです。介護業界自体大きな繁忙期がありません。しかし、事業所ごとに「地域のお祭りに参加する」「運動会を行う」といったイベントを開催する時期は繁忙期になるといえるでしょう。
人手が必要な時期に離職することは、家族の転勤など大きな理由がない限りは避けるべきです。現職場の仕事が落ち着いている時期に離職する気遣いも忘れないようにしましょう。